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荘内日報社

庄内2銘柄トロフィー獲得

 世界最大規模の酒類品評会インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2018「SAKE(日本酒)部門」の授賞式が18日、山形市内で行われた。「純米吟醸」「大吟醸」など9つのカテゴリーで、本県産酒は17銘柄が金メダルを獲得。庄内関係では東北銘醸(酒田市)の6銘柄、麓井酒造(同)の2銘柄、竹の露(鶴岡市)の1銘柄が金メダルに輝いた。このうち本醸造部門で東北銘醸の「初孫 伝承生もと」、純米吟醸部門で麓井酒造の「フモトヰ純米吟醸山田錦」がその部門の中で最も優れた1品に贈られるトロフィーを獲得した。「初孫 伝承生もと」と「フモトヰ純米吟醸山田錦」は、7月10日に英国・ロンドンで開催される「チャンピオン・サケ授賞式」にエントリーされる。

 IWC2018「SAKE部門」には国内外の456蔵元が1639銘柄を出品。13日から山形市で審査会が行われ、9カテゴリーで金、銀、銅各賞を決めた。本県からは182銘柄がエントリーし、17銘柄が金メダルを獲得。5年連続で全国一の受賞数となった。また、東北銘醸と麓井酒造、加茂川酒造(古酒部門、白鷹町)の合わせて3社がトロフィーを獲得した。

 この日はバイヤーやメディア向けの試飲会の後、トロフィー授賞式が行われ、主催者のアンドリュー・リード社長と吉村美栄子知事から笑顔でトロフィーを受け取った。

 荘内日報の取材に東北銘醸の後藤英之製造部長は「IWCには今回が初挑戦で、8銘柄を出品して6銘柄が金メダルを獲得できたことだけでも驚きなのに、まさかトロフィーまでもらえるとは思わなかった。受賞は自信と励みになる。受賞をきっかけに海外の注目を集められるかもしれない。今後は輸出にも力を入れていきたい」と抱負を述べた。

 麓井酒造の佐藤市郎専務は「びっくりした。食中酒に合うよう、香りを抑えて造った点が良かったのかもしれない。海外には今、香港に出しているが、今後は品質管理の在り方なども勉強しながら、特に東南アジアを中心に輸出拡大を検討していきたい」と語った。

 金メダルを獲得した蔵元と銘柄は次の通り。(庄内関係のみ)  ▽普通酒=東北銘醸「初孫 港月 生詰」▽本醸造=東北銘醸「初孫 伝承生もと」=トロフィー受賞▽純米=東北銘醸「初孫 出羽の里 純米酒」▽純米吟醸=麓井酒造「フモトヰ純米吟醸山田錦」=トロフィー受賞、東北銘醸「初孫 いなほ 生詰」▽純米大吟醸=東北銘醸「初孫 純米大吟醸 雪女神」、竹の露「純米大吟醸 白露垂珠」▽大吟醸=麓井酒造「麓井の圓大吟醸」▽古酒=東北銘醸「初孫 純米酒 大古酒」

IWC「SAKE部門」の授賞式が行われ、トロフィーを獲得した全国の蔵元関係者がステージに集まった=18日、山形市

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