道の駅おとふけ来場128万人 2年目も好調
音更町内の「道の駅おとふけ」(なつぞら2、愛称・なつぞらのふる里)が、15日に新築移転オープンから丸2年となった。2年目は、年間来場者数が128万2896人(対前年比14.9%減)で、開業初年(2022年4月15日~23年4月14日)を下回ったものの、2年連続で年間100万人台となった。また、フードコートと直売所の売り上げは、計7億3000万円(同比9%増)に上り、「とかちのおいしい」を求める“食の聖地”として高い支持を集め続けている。
累計来場者が200万人を突破した道の駅おとふけ(昨年8月2日撮影)
町経済部商工観光課などによると、同道の駅は、洋食や豚丼、うどん、そば、ラーメン、パン、スイーツなど飲食9店舗が出店しており、物産直売所「なつぞら市場」との二つを柱にした“食の聖地”として、コロナ禍の中で22年4月15日にグランドオープンした。
オープン当初の計画では、年間70万人の来場目標を設定していたが、開業初年は150万7915人が来場し、2年目も100万人超が訪れた。指定管理者のオカモト・鈴蘭ビルサービスグループは、年間約200件前後のさまざまなイベントを企画するなどし、リピーター獲得に努めた。
2年目は、昨年5月8日に新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことや、旧藤丸百貨店の元社員2人をオカモトが採用し、同市場に配置。2人が中心となって旧藤丸で築いた人脈などを生かした飲食関連の催事を次々と打ち出し、集客に寄与。昨年8月2日には開業からの累計来場者数が200万人に達し、記念セレモニーを行った。
一方、飲食店は昨年9月末で和食レストランが退店し、約5カ月間は8店舗での営業を余儀なくされた。だが、今年2月に空き店舗スペースに人気のカレーショップ「インデアン」が出店し、再び9店舗体制となり、活気づいた。
同指定管理者などによると、2年目の売り上げは、飲食店(9店舗)が3億8000万円、同市場が3億5000万円。開業初年の飲食店4億円、同市場2億7000万円の計6億7000万円を上回った。オカモトの山本茂貴・道の駅おとふけ支配人(36)は「3年目もこれまでと変わらないにぎわいの持続に努めたい」と話す。
同道の駅の3年目はすでに始まっている。町などによると、早ければ年内にも来場者数が300万人に達する公算が大きい。
町内にもう一つある「道の駅ガーデンスパ十勝川温泉」の累計来場者数が早ければ年内にも150万人に達する見通しで、記念感謝イベントを両道の駅でそれぞれ実施する予定だ。
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