全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

鼠ケ関「神輿流し」 豊漁と海上安全願う 満開の桜の下 春の伝統行事

 鶴岡市鼠ケ関の弁天島にある厳島神社の例大祭行事「神輿(みこし)流し」が15日、鼠ケ関地区内で行われた。神輿を担いだ白装束姿の若い男衆たちが地区内を練り歩いた後、鼠ケ関川に入り神輿に威勢よく水を掛け合い、今年の豊漁や海上の安全を願った。

 神輿流しは約250年以上続く同地区の伝統行事。鼠ケ関川の河口で漁師の網に掛かった弁天像を村人が手厚く祭ったところ、豊漁が続いたという伝説に由来する。

 この日は「精進徒(しょうじんと)」と呼ばれる白装束に身を包んだ地元の男衆約30人が神輿を担ぎ厳島神社を出発。笛や太鼓を奏でながら半日かけて地区内を練り歩いた。通りかかる家々でお神酒が振る舞われ、祭りばやしに合わせて独特の掛け声を上げながら、鼠ケ関川を目指した。

 川岸に到着すると、男衆たちは川で互いに水を掛け合うなど、体を慣らして神輿流しの準備。午後2時過ぎに神輿を担いで川へ入り、流れる神輿に水を掛けて清め、再び上流に向かって担いで流して水を掛けることを3回繰り返した。川沿いには多くの見物客らが集まり、満開を迎えた桜の下で繰り広げられる精進徒の男意気にあふれた豪快な行事に見入っていた。

 同市の藤島地域から50年ほど前に嫁入りして、毎年祭りを見てきたという地元の女性(75)は「満開の桜の下で神輿流しを見るのは珍しい。天気も良くて、嫁に来た後のいろんなことを思い出しながら楽しんだ」と話した。

白装束姿の男衆が威勢よく水を掛けた伝統の「神輿流し」

関連記事

ファミマがバス待合所に 道内初 苫小牧市内2店舗で活用

 コンビニエンスストア大手のファミリーマート(東京)が、苫小牧市内の春日町店と住吉町店の2店舗をバス待合所として使ってもらうサービスを始めた。市内路線バスの維持に協力するもので、同社がバスの待合所...

英検準2級に14人合格 ホームステイなど村の支援受け 中札内中の3年生

 中札内中学校(森英樹校長、生徒123人)の3年生43人のうち14人が、高校中級程度とされる英検準2級に合格した。英語を担当する木村吾勝(あがつ)教諭(48)は、「中札内村の検定料助成による挑戦し...

荘内日報社

春の訪れ、おはやし響く 獅子舞の氏子巡り 鶴岡市神明町 春日神社

 鶴岡市神明町の春日神社(齋藤元宮司)に伝わる獅子舞の氏子巡りが18日に始まった。前日の雨が上がり日の差す市街地に軽快なはやしが響き渡り、めでたい獅子舞とともに間もなく訪れる春を告げた。  同神社...

宇部日報社

年度替わりでごみ収集繁忙 市環境保全センター、リユースも呼び掛け【宇部】

 新年度を前に、引っ越しに伴い大型の家電や家具を処分する人が多く、宇部市環境保全センターは繁忙期を迎えている。戸別収集の予約は来月下旬まで埋まっている状況。今月は粗大ごみを持ち込む人も増えてい...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク