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長野日報社

スポーツ振興費還元の自販機 辰野中が全国初導入

 辰野町の辰野中学校(河手密校長)に17日、中学校スポーツ振興を主な目的とした大塚製薬(本社・東京)の飲食料品の自動販売機が設置された。日本中学校体育連盟(中体連)と同社の契約に基づき、売上金の一部が都道府県中体連や設置校に寄付される仕組みで、全国で初めての導入事例となる。中体連などで、還元金による部活動の充実や生徒らの熱中症対策、災害時の商品提供など、多面において貢献度の高いモデル事業として普及を図っていく。

 今回設置のスポーツ振興自販機は、各商品を定価から10円引きで販売し、生徒や社会体育で学校施設を使う人らの健康増進を支援。売上金から商品1点ごとに県中体連、辰野中へ10円ずつが寄付される。災害時の避難場所に指定されている同校では、最大約500点を収容する自販機の清涼飲料、栄養補助食品を避難者へ無償提供できる。

 中体連と子どもの健康増進サポートを進める大塚製薬が昨年6月、「中学校スポーツ振興推進費還元自動販売機設置事業」の契約を締結。10月には県中体連や各市町村教育委員会などへ紹介があり、趣旨に賛同した辰野中でいち早く設置を決め、町教委の了承も得て準備してきた。

辰野中に設置されたスポーツ振興自販機と河手校長(左)、宮澤和徳辰野町教育長(右)、生徒代表

 義務教育校での自販機設置は珍しいが、同校では平日昼間(午前7時~午後6時)にタイマー設定で販売を停止するなど、 生徒の適正利用に配慮。平日夜間と土、日曜日は一般住民を含め利用可能となる。防犯対策で、本体にカメラ付き警報機も備えてある。

 同校で自販機設置の契約締結式があり、中体連と大塚製薬、辰野中、本体と商品の維持管理を担う信州サンコーポレーション(千曲市)の代表者が協定書に調印。続いて第一体育館前で生徒も加わり、自販機を除幕披露した。

 県中体連副会長を務める河手校長は 「生徒の健全な心身育成、社会体育充実、災害時支援など有用性のある事業。県内から全国へ輪が広がるよう活用したい」とあいさつ。大塚製薬の佐藤康彦・大宮支店長野出張所長は 「子どもの成長を応援し、地域に役立てるよう、今後さらに事業強化を進めたい」と述べた。

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