6月からの導入を予定する現地決済型ふるさと納税をPRする諏訪市職員
長野県諏訪市は1日、旅先での現地決済型ふるさと納税を始めると発表した。宿泊先に選んだ市内の旅館・ホテルで寄付をし、返礼品として即時発行される電子クーポンが精算時に使える仕組み。商社の丸紅が運営する旅行に特化したふるさと納税サイト「ふるさtoらべる」を利用し、6月からの開始を目指す。県内自治体では初導入になるという。
宿泊施設の客室やロビーに案内を置き、QRコードをスマートフォンで読み取ると手続きに入れる。会員登録やアプリの入手が不要な上、入力項目が少なく、3分ほどで寄付の手続きを完了できる手軽さが売り。1万円から寄付ができ、寄付額に応じて宿泊費の割引に使える電子クーポンが同時に発行される。
決済方法はクレジットカードのみとなり、事前決済での宿泊は適用外となる。市外在住者が対象となるため、市はホームページや無料通信アプリ「LINE」などでPRしていく考えだ。
諏訪湖温泉旅館組合と話し合って導入を決め、今後、組合加盟施設を対象にした勉強会が開かれる。導入のために新たに必要となる機器などはなく、施設には案内の設置委託料が入る利点もあり、多くの参加を見込んでいる。
諏訪市の2023年度ふるさと納税累計額は約2億5000万円。今年度は3億円以上を目標にする。地域戦略・男女共同参画課は「手続きが簡単で、ふるさと納税未経験者の利用も期待したい。繰り返し観光などで訪れてくれるリピーターの獲得にもつなげていけたら」としている。
関連記事
「これからも地域と共に」 開業40周年、関係者招き祝賀会 宮古島東急ホテル..
宮古島東急ホテル&リゾーツ(白木敦義総支配人)は9日夜、同ホテルの開業40周年記念祝賀会を開催した。島内外の観光関係者、パートナー企業らを招き、これまでの感謝を示すとともに今後のさらなる発展に決意...
戸台パーク発着の南ア林道バス 今季利用者7万人超す 長野県伊那市
長野県伊那市が山岳観光拠点などとして今年度プレオープンした「南アルプス長谷 戸台パーク」(同市長谷)を発着点とする市営南アルプス林道バスの今季利用者数が7万人(速報値)を超えた。北沢峠へ向か...
田口高生徒が設楽ダム「交流拠点施設」の活用提案
県立田口高校の生徒が5日、設楽ダム建設用地に整備される「山村都市交流拠点施設」の活用について提案した。 山村都市交流拠点施設は東三河広域連合が整備する。2008年度に豊橋市など豊川(とよ...
豊川稲荷で「すす払い」始まる
豊川稲荷で3日、年末恒例の「すす払い」が始まった。今月中旬頃まで続き、本殿をはじめ境内各所の建物などを清めて迎春準備を整える。 初日は僧侶や職員ら100人以上が早朝から作業した。建物内の置物...