市松柄のスカーフなど好評 日本遺産「出羽三山」「サムライシルク」とコラボ
市松模様と出羽三山神社の社紋を組み合わせたスカーフなどが登場。「出羽三山」と「サムライゆかりのシルク」といういずれも日本遺産認定地域に関連した貴重なコラボ商品となっている
出羽三山神社(鶴岡市羽黒町手向、宮野直生宮司)は、キビソをメーンにした鶴岡の絹製品販売「鶴岡シルク」(同市大宝寺、大和匡輔代表)と共同で、山伏衣装の摺(すり)の紋様である市松柄のスカーフなどを製作。いずれも日本遺産認定を受けた「出羽三山」と「サムライシルク」のコラボ商品となり、取り扱う羽黒山中の斎館で好評を得ている。
同神社の伊藤新吉料理長や大和代表が鶴岡を代表する出羽三山や絹織物のPRでミラノ万博(2015年)などに出展する中で、外国人にも喜ばれる神社のオリジナルグッズができたらという話になり、商品やデザインを詰めてきた。
出来上がった商品は、いずれも鶴岡シルクで作った43センチ四方のハンカチ(税込み1620円)と、43センチ×86センチの手拭い(同2700円)、大判の90センチ四方のスカーフ(同6480円)の3種と、名刺などを入れるストラップ(同2160円)。ハンカチ類は市松と出羽三山神社の社紋を組み合わせた柄で、いずれも藍を模した紺と紅花染めを意識した朱色の2色を展開している。
この春に登場し、羽黒山中の「斎館」のみで取り扱ってきたところ、2020年の東京五輪の公式エンブレムとして広く知られるようになった「組市松紋」の影響もあり来山者に好評。7月1日にグランドオープンするJR鶴岡駅前の食文化情報施設「FOODEVER(フーデェヴァー)」でも取り扱う予定。
伊藤料理長は「出羽三山神社の新たなグッズとして多くの方に手に取ってほしい」と話している。問い合わせは斎館=電0235(62)2357=へ。
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