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北羽新報社

三種町の青年農家 リーフ類の生産・販売で起業

「高い品質の商品を提供していく」と意気込む坂本さん

 三種町志戸橋字藤木台の坂本永遠さん(20)が「山本農園」を立ち上げ、寄せ植えなどに用いられるカラーリーフなどの苗の生産に励んでいる。4月3日からはSNS(インターネット交流サイト)や電話などからの注文に対応することにしており、「多くのお客さんに喜んでもらえる商品を提供していきたい」と張り切っている。

 坂本さんは幼少の頃から草花など植物が好きで、能代科学技術高生物資源科ではサキホコレやあきたこまちの水稲栽培をはじめ、ICT(情報通信技術)機器を活用したスマート農業、インターネット通販での農作物販売などさまざまなことを学んだ。
 卒業後は木や花の苗を生産する会社に就職したが、19歳の秋に「在学中に学んできたことを生かし、自分が栽培したい草花の苗を生産、販売してみたい」と起業を思い立った。
 今後の市場拡大が見込めるリーフ類を中心に生産することを決め、色とりどりの葉色が美しいカラーリーフプランツ、1度植えると毎年花を咲かせる宿根草など10品種を自宅敷地内に建てたガラス温室で育てる。
 栽培で最も気を使っているのが葉焼けや病害虫への対策。遮光ネットで覆い、天気に合わせて窓を開け閉めして風通しを良くするだけでなく、品種ごとに水やりや防虫剤を散布する頻度や量を変えるなどきめ細やかな世話を心掛けてきた。
 今年1月に「山本農園」を開業し、名称は生まれ育った同町山本地域から取った。「『山本』という地名は小さい時からずっと身近だったこともあって、すごく愛着がある」と話す。
 SNS「インスタグラム」の投稿や口コミをきっかけに、注文があった湯沢市の生花店などに卸し始めているが、一般販売は4月3日からで、「インスタグラム」や電話などで注文を受け付ける。既に10件以上の問い合わせがあり、「お客さんが買った後も丈夫に育つ高品質な商品を提供していくように頑張る。今後はビニールハウスも新しく建て、より多くの品種の苗を生産していきたい」と力を込めた。
 一般販売する苗の種類・価格は、カラーリーフプランツの一種「ヒューケラ」660円、宿根草の「ビオラ・ラブラドリカ」330円(予価)など。問い合わせは坂本さん(☎080・8214・7863)か、インスタグラムの「山本農園」ページへ。

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