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荘内日報社

つるおか食文化市場FOODEVERプレオープン 鶴岡の食世界へ発信

プレオープンした「FOODEVER」で、「ファリナモーレ」を案内する奥田シェフ(上)と、「彩鶴」で提供する料理などを紹介する土岐総料理長

 日本で唯一ユネスコ食文化創造都市に認定されている鶴岡市の豊かな食と食文化を発信する拠点施設「つるおか食文化市場FOODEVER(フーデェヴァー)」が24日、JR鶴岡駅前のマリカ東館1階にプレオープンした。地元産の食材を生かしたイタリア料理や日本料理、魚や肉料理を楽しめる飲食店や、在来作物や野菜、鮮魚の産直、新開発商品、漬物、国内外の調味料などを販売する「マルシェ(市場)」が開業。県内外から大勢の来場があり、関心の高さをうかがわせた。7月1日(土)に市観光案内所が開設され、グランドオープンする。

 市とFOODEVERを運営する会社「Fu―Do(ふうど)」が整備した。経済産業省の補助金を活用し、改修などの総事業費約2億5000万円。広さは約1500平方メートル。

 「食の都庄内」親善大使でイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行さんのレストラン「ファリナモーレ」、同じく親善大使の日本料理研究家の土岐正富さんが総料理長を務める「つるおか旬暦 彩鶴」をメーンに、肉、魚、そば、日本酒、ワインのフードコート形式の「鶴岡バル」がある。このほか、キッチンを備えたイベントスペース、観光や食文化の情報発信ブース、免税カウンターなどを備え、鶴岡の食文化と観光を国内外に発信する。

 プレオープンの記者発表には県内外のメディアが出席。施設を案内した奥田シェフは「ファリナモーレはイタリア語の造語で粉を愛するという意味。パスタはいろんな食材を生かすことができ、日清製粉の協賛で粉を通じた新しい食の魅力を伝えたい」、土岐総料理長は「生産者と一緒になって、自然に恵まれた鶴岡の四季折々の旬の食材を三段重で提供する。だだちゃ豆で作ったとろろご飯を、ぜひ食べてほしい」とそれぞれ紹介した。この日は奥田シェフらによる料理セミナーも行われた。

 Fu―Doは初年度の来場者50―70万人、全体の売上高3億5000万円程度を見込んでいる。

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