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長野日報社

長野県ふるさとの森林づくり賞 辰野町の辰野東小に県教委賞

ゆめ山整備のため材料加工に取り組む児童たち

 長野県辰野町の辰野東小学校が、今年度の県ふるさとの森林づくり賞・森林環境教育推進の部の県教育委員会賞に選ばれた。学校から徒歩10分の場所にある約0.8ヘクタールの学校林「ゆめ山」について年間通してさまざまな自然体験などに活用し、維持管理する関係者の熱意が評価された。27日、児童代表ら学校関係者が町役場を訪れ、武居保男町長らに受賞を報告した。

 学校林は、学校週5日制や総合的な学習の時間が導入されるなど「体験を通した生きる力」の教育が求められ始めたころ、保護者の中から、子どもたちが身近に自然と触れ合える場所を求める運動が起こり、2000年当時の保護者らの手でゆめ山として整備された。20年には、森林づくり県民税を活用し、老朽化した階段の補修などの整備が行われている。

 ゆめ山では、町内の林業事業者の指導で森林の機能、森林整備の必要性を学び、野鳥や自然観察など自然体験フィールドとして活用。特にゆめ山で探究的な学習に主体的、協働的に取り組む低学年は、生活科の学習で森林の四季折々の姿に触れている。また手づくり遊具が設置され、児童が愛着を持つ遊び場にもなっている。

 今年度、ふるさとの森林づくり賞を受賞したのは11団体(個人)で学校としては辰野東小が唯一の受賞。学校林での児童の活動を支えるためにPTAが整備の一部を担い、学校林での活動が児童の気付きと郷土愛を持つ原体験となり、地域の学校林活動の模範と評価された。

 役場には、今年度ゆめ山の補修に取り組む6年2組の児童代表3人と担任、校長が訪れ、活動内容を報告。同クラスは総合的学習の時間を活用し、実際に自分たちで材料を調達して遊具などを製作することでゆめ山に愛着を持とうと整備を計画。4班に分かれ、それぞれ遊具などを設計、整備している。受賞に驚いたという3人。「安全に遊べて笑顔があふれる場所になってほしい」、「ゆめ山を次へと受け継いでいってほしい」、「クラスが一つになって頑張って作ってきた遊具なので思いっきり楽しんでほしい」と話していた。

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