カンムリワシ交通事故 環境省石垣自然保護官事務所 今年3件目、注意呼び掛け
交通事故に遭ったと見られるカンムリワシ(環境省石垣自然保護官事務所提供)
車にはねられたと見られるカンムリワシが21日、バンナ岳付近で発見された。カンムリワシの救護は、今回を含めて今年に入り5件目。うち3件は交通事故で、1羽が死に2羽が治療中となっている。
今回、事故に遭ったカンムリワシは成鳥で識別用の足環などの装着はなかった。
同日午後2時ごろ、付近を通りがかった人が道路上に倒れた状態のカンムリワシを発見。たまよせ動物病院(県野生動物救護獣医師)へ搬送され、治療を受けている。右足と右の翼を骨折しており、交通事故に遭ったものと見られる。
カンムリワシの交通事故は昨年、7件発生し、うち6羽が死んでいる。
環境省石垣自然保護官事務所の仲本光寿自然保護官補佐は「3月いっぱいまではカンムリワシの繁殖期にあたり行動が活発になる。カンムリワシや野生動物が急に飛び出してくるかもしれないので安全運転を行ってほしい」と呼びかけた。
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