スタート地点を出発する梅の里トレイルランの参加者(18日、和歌山県みなべ町滝で)
和歌山県みなべ町の高城、清川地域で18日、山道を走るトレイルランニングの大会「梅の里トレイルラン2024」(実行委員会主催、紀伊民報など後援)が開かれた。ミドル(27キロ)と5年ぶりに復活したショート(10キロ)の2種目に231人が参加し、梅の花が咲く里山のコースを力走した。
大会は2018年にプレ大会として始まった。コロナ禍で20~22年の3年間中断したため本大会としては3回目となる。今回はショートに90人、ミドルに141人が参加した。近畿を中心に全国各地から参加があり、韓国からも6人が参加した。
大会では、2種目ともみなべ町滝の高城中学校をスタート。高幡山、大穂手街道を通り、ショートのゴール地点である清川球場を目指した。
ミドルはそこから水畝神社、三里ケ峰、巨岩群「こもり岩」などを経て、高城中学校でゴールした。参加者は地元住民やスタッフの声援を受けながら、自然や文化を体感できるコースを走り抜けた。
梅の花が咲くコースを駆ける参加者(和歌山県みなべ町清川で)
トレイルランナーの相原千尋さんや、大会アドバイザーとなっている栗原孝浩さんもミドルに出場した。
1位は、ショートの男子が山本健夫さん(和歌山県)1時間15分49秒、女子は山本まゆさん(和歌山県)1時間23分2秒。ミドルの男子は貝瀬淳さん(新潟県)3時間1分45秒、女子は山本庸子さん(大阪府)4時間35分57秒だった。
大阪府から初めて参加した松谷佳和さん(60)は「いつもは釣りのためにみなべ町に来ている。5年ぶりにトレイルランの大会に出たが、楽しかった。景色がきれいで、走っていて気持ちが良かった」と笑顔で話した。
辻本裕一実行委員会会長(48)は「地元の方も気軽に参加しやすいよう、今回はショートを復活させた。梅を知ってもらい、少しでも地域を盛り上げたいという思いで取り組んでいる。今回も韓国から参加者がいて、今後は国際交流にももっと力を入れていきたい」と話した。
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