今年度最後の八重農市。生徒たちの育てた野菜や草花を地域の人たちが買い求めた＝16日午後、八重山農林高校

　八重山農林高校（中村幸弘校長）は、今年度最後の八重農市を16日午後、同校で開催した。今回は3年生が就職・進学準備のため、2年生が初めて運営。野菜や観葉植物、草花など、自分たちで育てた販売物を通して地域と交流した。

　この日も菓子パンやマドレーヌなどの加工品を販売するアグリフード科、卵やソーセージなどの畜産加工品を販売するフードプロデュース科には長い列ができた。

　ライフスキル科の草花コーナーでは色とりどりに咲き誇ったマリーゴールドやインパチェンスなどが並び、訪れた人たちが手に取ってお気に入りの花を次々と選んだ。

　初めて自分たちで製作したテーブルを販売したという、グリーンライフ科の川平掟さん＝2年＝は「初めてのことが多くて分からないことも多かったけど、開催できてよかった。自分たちで作ったものが売れてうれしい」と喜んだ。