「節田マンカイ」4年ぶり開催 旧正月、男女が歌掛け手踊り

向かい合って座った男女が歌掛けや手踊りを楽しんだ4年ぶりの節田マンカイ=10日午後7時半ごろ、奄美市笠利町
旧暦1月1日に当たる10日の夜、奄美市笠利町の節田集落(長谷川雅啓区長、298世帯467人)で旧正月の伝統行事「節田マンカイ」があった。新型コロナウイルスの影響で中止が続いたため4年ぶりの開催。向かい合う男女が歌を掛け合いながらマンカイ(招く)の動作で手踊りを繰り広げ、にぎやかに新年を祝った。
正月マンカイとも呼ばれ、昭和初期ごろまでは笠利地区全域で行われていたが、現在は節田集落だけに残る。かつては男女の出会いの場にもなっていたという。2008年に県の無形民俗文化財に指定された。
午後7時すぎに節田生活館で始まり、地域住民ら約80人が参加した。「塩道長浜」などで歌を掛け合い、手のひらを重ねたり膝をたたいたりして手踊り。終盤にかけて三味線とチヂン(太鼓)の勢いが増すと盛り上がりも最高潮に。最後は六調で締めくくった。
節田婦人会が地元の正月料理「アザンヤセ(アザミと豚骨の煮物)」も振る舞った。参加した人々は食事を囲んでだんらんしたり昔ながらの遊び「ナンコ」に講じたりと、久しぶりの交流を楽しんだ。
節田で生まれ育ったという女性(91)は「久しぶりに見て感動した」と笑顔。長谷川区長(51)は「コロナ禍は伝統行事ができずに息が詰まる思いだった。11月ごろから月2回、地域住民が集まって練習を重ねてきた。久しぶりに正月のにぎわいが戻りうれしい」と話した。
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