中国電力が豪雨想定し訓練

移動用ケーブルの設置作業を行う職員(中国電力山口電力所で)
中国電力山口電力所(藤井俊英所長)の総合防災訓練は20日、宇部市二俣瀬善和の同所で開かれた。情報伝達訓練、移動用電力ケーブルの敷設訓練を実施し、有事に備えた。
災害などの非常事態発生時に、同社が定める防災業務計画ならびに対応マニュアルなどが有効に機能することを確認する目的で毎年実施。今年も県内の変電所、送電線などを維持管理する同所を含めた4電力所の合同訓練として、職員約100人が参加して行われた。深夜から早朝にかけ、県内全域で集中豪雨が発生し、大規模な被害が予測される状況を想定して訓練を開始。4電力所を統括する同所に設置された災害対策本部には、各電力所から電話連絡で伝えられる被害状況が送電、制御・通信、発電、土木などの項目ごとにホワイトボードに集約され、逐次、復旧計画が策定されていった。
変電所に土石流が流れ込み、送電ケーブルが損傷したという想定で行われた電力ケーブル敷設訓練は、同所内にある訓練施設で行われた。職員10人が移動用のケーブルを延ばし、変電設備に接続。いかに速く安全に進めるかを意識し、てきぱきと作業を行った。
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