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東三河に春告げる奇祭「豊橋鬼祭」開幕

 東三河へ春を告げる天下の奇祭「豊橋鬼祭」が10日、豊橋市八町通の安久美神戸神明社で開幕した。4年ぶりの通常開催となった。裃(かみしも)姿の氏子らと青鬼が「あおーッ!」の威勢のいい掛け声とともに出動し、町内を練り歩いた。

境内に入る青鬼と氏子たち=安久美神戸神明社で

 1000年以上の歴史があり、毎年2月10~11日に開かれる。豊作と無病息災を願い、田楽に日本建国の神話を取り入れた神事で、1954年に県無形文化遺産に、80年に国重要無形民俗文化財に指定された。

 午前10時「あおーッ」の掛け声とともに、金田蒼空さんがふんする青鬼が、氏子の男性に抱えられるようにして出動。社殿の前に設けられた儀調場まで歩き、3神を演じる子どもらともに、天岩戸の神話になぞらえた「岩戸開きの神事」を奉納した。最後に青鬼が厄よけのタンキリ飴を舞台の上からまいた。

岩戸開きの神事をする子どもたち

宙を舞う白い粉

 その後、「門寄り」があった。青鬼らは町内を練り歩き、商店や民家などに立ち寄った。白い粉を力強くまく子どもの姿や、1年間の健康を願って鬼に頭をなでてもらう人もいた。午後4時に境内に戻り、再度岩戸舞の披露があった。

 門寄りに参加した八町小学校3年の三谷花凛さん(9)は「前回は雨であまり参加できなかったが、今回はたくさん粉をまけて楽しかった」と笑顔だった。同市札木町の和菓子製造「若松園」の山田享司社長(73)は「毎年粉をかけてもらっているので、健康に長生きでる」と話した。

 11日午後2時からは、天狗(てんぐ)が赤鬼を退治する祭りのハイライト「赤鬼と天狗のからかい」がある。

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