池田町の銘菓「バナナ饅頭(まんじゅう)」味のマカロンはいかが-。町在住で帯広柏葉高3年の松本優さんら、まちづくりに携わる高校生が町の魅力を発信しようと、町内の大人たちの協力でご当地マカロンを作った。17日午後4時からいけだワイン城で開かれる「アイスキャンドルナイト&点灯式」で限定販売する。
ご当地マカロンをPRする(前列左から)吉田さん、松本さん、佐々木さん。後列左から仁科料理長、協力隊の鈴木さん
ご当地マカロンを提案したのは、高校生が企画する芽室町のイルミネーションイベント「めむクリ」実行委のメンバー。松本さん、吉田隼都さん(白樺学園高3年)、佐々木佑さん(同)ら5人が新たにプロジェクトを立ち上げた。
めむクリに携わった松本さんは、ふるさとの池田町でも、高校生によるイベントができないかと模索。昨年12月、町の地域おこし協力隊の鈴木龍太郎さん(39)と知り合い、その思いを伝えたところ、ワイン城のアイスキャンドルイベントとのコラボを打診された。
高校生たちはご当地マカロンの製造・販売を提案。めむクリでも芽室町の食材を使ったマカロンを製造したものの、許認可の関係で販売できずに配布にとどまった経緯があった。池田町のマカロンは、松本さんにとって幼い頃からの思い出の味であるバナナ饅頭味とした。
バナナ饅頭を製造・販売する米倉商店(米倉寛之社長)が香料を提供。一般社団法人いけだワイン城の仁科直也料理長が製造し、包装や食品表示も同法人が担った。松本さんたちの呼び掛けで、池田高校の生徒もプロジェクトに参加した。
ご当地マカロンの名前は「TOCORON」(トコロン)。「Tokachi Collab Macaron」の略で、池田だけでなく他市町村にも広げていこうと名付けた。
バナナ饅頭味のマカロン
年明けからの短い準備期間で念願のマカロン販売にこぎ着け、吉田さんは「忙しかったけれど、有意義だった。しっかりバナナ饅頭の味がする」とPR。佐々木さんも「町内の皆さんが知っている味なのでぜひ食べてほしい」と話す。春から京都の大学に進学し、経営やマネジメントを学ぶ松本さんは「将来的には十勝に帰ってきて、自分(の力)で十勝の発信ができればと考えている」と将来を描く。
トコロンは1個350円で、68個の限定販売。購入者にはバナナ饅頭2個をプレゼントする。
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