寒梅綿雪と共演 致道館 立春前に咲き出す
鶴岡市馬場町の庄内藩校「致道館」の庭で1日、早咲きの紅梅が咲き始めた。例年は2月10日前後に開花しており、立春前の寒中に咲き出すのは珍しく、2日午前は舞い降りるように落ちてくる白い綿雪と紅梅との“共演”も見られた。
致道館には紅梅、白梅合わせて十数本の梅の木があり、講堂入り口東側にある1本の紅梅だけ早咲き。1月の暖冬で例年より早めに咲き出し、1日には2輪が花をつけ、「寒梅」の開花となった。致道館によると昨年より10日早い開花。過去には「師走」の12月に咲き出したこともあったという。
柔らかな雪が舞った2日午前、静寂の中、2輪のかれんな紅の花びらが「立春」間近を告げ、ほころびかけた数々のつぼみの開花を促すようだった。開花を確認した致道館の職員は「寒中に、一足早く春が来てうれしくなった。新年早々に震災があったが、春を迎える前向きな気持ちにさせてもらえる」と話した。
開花した致道館の紅梅=2日午前
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