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タンカンシーズン到来 宇検村ではさみ入れ式 JAあまみ大島事業本部

たわわに実ったタンカンにはさみを入れ、シーズン到来を祝う関係者=1日、鹿児島県宇検村

 JAあまみ大島事業本部主催の2023年度産「奄美たんかんはさみ入れ式」が1日、鹿児島県宇検村の泰山農園であった。生産者と同事業本部、行政などから関係者約60人が出席。たわわに実ったタンカンにはさみを入れ、収穫シーズンの到来を祝った。

 県大島支庁農政普及課によると、23年度産は昨秋の日照時間が長く、寒暖差があったことで品質は良好に仕上がった。その一方、裏年の影響で前年より全体的に生産量は低下する見通しで、奄美大島全体では約800トンを見込む。同事業本部の共販量は前期実績を18・9トン下回る78・7トンを計画する。

 はさみ入れ式で大島事業本部果樹部会の大海昌平部会長は「今期は共販と委託を合わせ、奄美大島選果場の取扱量は約250トン。皆さんの力で10トン、20トンでも上乗せし、選果場を通したタンカンを消費者に届けよう」と協力を呼び掛けた。

 タンカン栽培を始めて10年を迎える園主の泰山武人さん(68)=同村須古=は「天候に左右される農業の難しさやタンカン栽培の奥深さを感じている。行政支援や指導者の指導を励みに、今後も品質の良いタンカンを作っていきたい」と抱負を述べた。

 宇検村の元山公知村長、県大島支庁農政普及課の川越尚樹課長の祝辞に続き、泰山さんと関係機関の代表がはさみを入れ、鮮やかに色付いたタンカンを手に笑顔を見せていた。

 奄美大島選果場での受け入れは1月26日にスタート。大島事業本部の担当者は平地(下場)にある園地のタンカンについて「樹上で熟すのを待つと樹に負担がかかり、来期の収量に影響を与える」として、適期の収穫を呼び掛けている。

 8日には奄美市農業研究センターと奄美大島選果場で、23年度の奄美群島タンカン品評会がある。

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