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紀伊民報社

新たに山林取得 目標面積の5割超す 「天神崎の自然を大切にする会」

天神崎の自然を大切にする会が新たに取得した道路右側の山林(和歌山県田辺市天神崎で)

 和歌山県田辺市の天神崎の保全活動に取り組む公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」は、新たに天神崎の山林4154平方メートルを取得した。会による天神崎の土地取得は2021年11月以来。これにより、市などが所有する土地も合わせて保全地は目標面積18ヘクタールの53%となった。

 天神崎は多様な生物が生息する貴重な自然環境があり、1974年に別荘地の開発計画が持ち上がったのをきっかけに、市民有志で大切にする会を発足。環境の保全を目的に、寄付を募って土地を買い取る「ナショナル・トラスト」運動を続けている。
 今回取得した場所は日和山の南側にある山林。市内の個人所有者から、会が買い取った。費用は諸経費も含めて約164万円。
 会によると、今回の取得分を含めた天神崎での会の所有地は約7・3ヘクタール。このほか、田辺市の所有地約2・1ヘクタール、日本自然保護協会の所有地約10アールを合わせると保全地は約9・5ヘクタールになった。取得は寄付もあるが、ほとんどは買い取りによる。
 大切にする会の土永知子代表理事(64)は「今回取得した土地は周遊道路に面し、貴重な生物が生息する核心エリア。買い取りさせていただくことができ、大変ありがたい。今後も天神崎の土地について相談を頂ければうれしい」と話した。
 会は、土地の買い取りによる保全を進める一方で、清掃や植樹、自然観察教室、絵画展の開催などさまざまな活動をしている。今月、設立50周年を迎える。

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