丸六本山川魚店でみそだれに漬け込んだ諏訪湖産コイの切り身を焼く従業員ら
諏訪湖漁業協同組合と諏訪川魚組合が復活を目指す諏訪湖の寒ゴイを使った「鯉のみそ漬け(みそ焼き)」の試験販売が30日、長野県下諏訪町の丸六本山川魚店で行われた。切り身を諏訪特産のみそをベースにしたたれに漬け込み、こんがり焼いて提供。諏訪地方内外から客が訪れ、間もなく売り切れる盛況ぶりだった。
冬場に捕れるコイは身が締まり、脂が乗っている。同店では22日に水揚げされた重さ13.5キロの大物を含め、漁協から供給された寒ゴイ3匹をみそ漬け用に加工。数量限定で大半は予約で埋まり、店内にも一時長い列ができた。
辰野町の女性は「このお店の鯉のみそ漬けのファンでした。おいしいですし、店頭に再び出てくれてうれしい」と笑顔で語り、「東京にいる妹にも贈ります」。同店の本山公之社長(61)は「諏訪湖の魚はもちろん、川魚のおいしさを知ってもらう機会になれば」と話していた。
次回販売日は未定。同店では今後、予約販売(電話0266・27・8475)で対応する。
コイのみそ漬けはかつて漁師の食卓や地域の川魚店に並んだが、食の多様化などで姿を消し、近年は大型のコイを捕る漁師もいなかった。漁協は冬のコイ漁に力を入れ、川魚組合と連携して地域の特産にすることを目指している。
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