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長野日報社

雪道運転、霧ケ峰で講習 初心者や移住・定住者らに 長野県

雪道運転講習会で霧ケ峰の特設コースを走行する参加者

 長野県諏訪市郊外の霧ケ峰の特設コースで28日、初心者や移住・定住者、移住検討者らを対象とした雪道運転の講習会があった。安全運転活動を広めるNPO法人グッドドライバー・レッスン(札幌市)が主催し、約30人が愛車とともに参加。圧雪路面を安全に走るための技術と知識を身に付けた。

 茅野市宮川のイベント企画業「Tm.DEPO」などが協力。ビーナスライン沿いのドライブイン「霧の駅」跡地で、同社が運営する雪道運転訓練場で開催した。

 北海道在住のラリードライバー奴田原文雄さんがインストラクターを務め、雪道でのブレーキ・ハンドル操作、ハンドルが取られやすいわだち路面の走行ポイントなどをアドバイス。高性能のスタッドレスタイヤを装着したラリーカーもお目見えした。

 参加者は家族や友人らと車に乗り、教わったことを頭に入れて走行。運転を代わりながら練習した。ブレーキロックやスラローム走行などの体験を通し、急発進や急ブレーキ、急ハンドルの「急」が危険を招くことを知った。2年前に神奈川県内から茅野市へ移住した田中一穂さん、佳代子さん夫婦は「一般道ではできない体験。滑る感覚やリカバリーの方法が分かり、安心感が得られた」と話した。

 27日には下諏訪町のGRガレージ下諏訪でイベントを開催。運転に必要な身体機能チェックや安全運転サポート車(サポカー)体験、奴田原さんのトークショーなどを行った。

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