チューリップフェアPR 能登半島地震の近況も報告 砺波市の交流使節団が来町 むかわ
むかわ町と姉妹都市提携を結ぶ富山県砺波市の交流使節団が26日、花の祭典「となみチューリップフェア」(4月23日~5月5日、砺波チューリップ公園)のPRと、年明けに発生した能登半島地震の近況報告を兼ねて同町を訪れた。町は、団長を務める夏野修市長から現地の被害状況を聞くとともに胆振東部地震からの町の再生過程も伝え、互いの一日も早い復興を願った。

道の駅でチューリップフェアをアピールする夏野市長(手前)ら交流使節団
むかわ町を訪れたのは夏野市長ら10人。町産業会館で行われた歓迎懇談会で、夏野市長は「砺波市は震度5弱。建物の半壊までは至っていないが、近隣自治体の沿岸で液状化などが起き、被災地ながら支援に行っている状況」と説明。「当時のむかわ町の大変さや普段の防災がいかに重要かを、身に染みて感じた」と語った。
これを受け、町と有志でつくる町砺波市交流協会(伊東範充会長)は見舞金5万円をそれぞれ同市に寄付。町職員でつくる互助会からも10万円を贈った。竹中喜之町長は「砺波市も軽傷者や住宅の破損被害が見られたと聞いている。チューリップフェアが復旧復興の後押しにつながれば」と激励した。
73回目を迎える同フェアの今年のテーマは「チューリップで広がる彩りの波」。会場には300品種300万本のチューリップが咲き誇り、チューリップタワーやスカイウオークから楽しめる大花壇の地上絵、高さ4メートルの回廊、水上花壇、円形花壇などを設置し、来場者を迎える計画だ。
道の駅「四季の館」で行われた同フェアのPRイベントでは、夏野市長や2023プリンセスチューリップの亀田春花さん(18)らが赤や淡いピンクなど色とりどりのチューリップの切り花20本を町民ら一人ひとりに手渡し、来場を呼び掛けた。
両自治体の姉妹都市提携は、1995年に旧鵡川町と旧庄川町が結んだのが始まり。その後、市町村合併でそれぞれ名前が変わった、むかわ町と砺波市が2007年に再提携し、現在も交流が続いている。
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