田辺高校、甲子園へ センバツ21世紀枠で初選出

「センバツ」出場が決まり、喜ぶ田辺高校野球部のメンバー(26日、和歌山県田辺市で)
第96回選抜高校野球大会の選考委員会が26日、大阪市であり、21世紀枠で田辺(和歌山県)の出場が決まった。田辺の「センバツ」出場は1947年、48年に続いて3回目で、76年ぶりとなる。夏の甲子園には1995年に1回出場している。
田辺はエースの寺西邦右投手(2年)や4番打者の山本陣世選手(2年)、山本結翔主将(2年)を軸に、昨秋の近畿県予選で市和歌山、智弁和歌山などを破って準優勝。近畿大会では1回戦で京都国際に2―3で敗れたが、延長10回タイブレークの接戦だった。
選抜大会は3月18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で32校が出場して開幕する。県勢では、近畿県予選で優勝し、近畿大会で4強入りした耐久も出場する。
選抜大会の21世紀枠は2001年の第73回大会から導入された。公式戦の成績以外に、困難な環境の克服や文武両道、地域での活動などが選考対象となる。県勢の21世紀枠での出場は、向陽(10年)、海南(14年)、桐蔭(15年)に次いで4校目。
【田辺高校】1896(明治29)年に創立。1948年の学制改革で現校名になった。94年から普通科、自然科学科の2科。2006年に田辺中学校が開校し、中高一貫となる。
野球部は広島東洋カープの新家颯投手(20)らプロ野球選手も輩出している。現在は2年生9人、1年生9人。マネジャー4人。
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