ハワイで伝統芸能交流へ 八重山関係の高校生4人参加 県教育庁

ハワイ研修に出発式に参加した右から日當さん、喜納さん、内間さん、今井さん=21日午後、那覇空港
【那覇】ハワイから伝統芸能の観光活用を学び、郷土に生かす高校生伝統芸能分野海外就業体験事業(県教育庁主催)の出発式が21日午後、那覇空港であり、県内の高校生16人が出発した。八重山関係4人が参加、「沖縄の風を吹かせよう」と決意した。12泊14日の日程でハワイを訪れる。
同事業は郷土芸能を生かした観光業の取り組みを学び、現地の高校生や県人会との交流を通して、伝統文化や観光を担う人材の育成が目的。昨年度に続き2度目の実施となった。 結団式で県教育庁参事の目取真康司団長は「皆さんは沖縄県を代表して伝統文化を伝える役割がある。自覚を持って沖縄とハワイの架け橋となり、多くのことを吸収してほしい」と激励した。
中学1年まで石垣第二中学校に通った首里高校2年の喜納かなんさんは団員を代表して「仲間と過ごせる時間をすてきな思い出にし、将来につなげられるようハワイ研修に臨みたい。会場に沖縄の風を吹かせよう」と決意を表明した。
八重山からは八重山高校から3人が参加、2年の日當榮輔さん(三線)は取材に「ハワイ文化の魅力やアピール方法を吸収し、沖縄の文化活動の発展や観光業の発展に関われるよう学習したい」、郷土芸能よりフラダンスを長く習っている2年の内間光姫さんは「沖縄とハワイの芸能を両方やっている一人として、現地の人とコミュニケーションをとりたい」と意欲をみせた。
1年の今井乃渚さん(舞踊)は「私たちの舞台に対する現地の人たちの反応が楽しみ。同学年の子たちとの交流や、文化の違い、共通のものを見つけて、沖縄の観光業にも役立てたい」と将来を見据えた。
同事業では昨年9月に結団式があり、生徒は毎月1回ペースで事前研修を受け、ハワイの経済状況や歴史を学んできた。現地ではホームステイをしながら高校や大学での授業体験、ショッピングセンターなどでの演舞披露を予定する。
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