全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

映画監督を志したきっかけは 諏訪市の城南小で是枝裕和監督が講演 長野県

児童の質問一つ一つに丁寧に回答する是枝裕和監督

映画「怪物」や「万引き家族」などで知られる是枝裕和監督が22日、長野県諏訪市城南小学校を訪れ、講演会を開いた。同校の4~6年生約230人と見学を希望した保護者ら約100人が出席。是枝監督は「撮影に協力してくださった皆さんにお礼を言いたくて来ているところもある」としながら、映画監督を志したきっかけや作品にかける思いなどを語った。

同校のPTAが主催する教養講座の一環。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、5年ぶりの開催となったが、役員の負担軽減などを理由に今回で区切りとする。PTA教養委員長の伏見あすかさんは「最終回ということで諏訪に縁がある是枝監督の事務所に”ダメ元”で申し込んだところ、返信が来て驚いた」と振り返る。

同校の児童や保護者の中にはエキストラとして「怪物」に出演した人も多く、是枝監督が登場すると、会場に歓声が響いた。講演は子どもたちの興味関心を尊重したい思いから一問一答形式に。各クラスの代表が、あらかじめ話し合いで決めたという計8個の質問を投げ掛けた。

「どうして映画監督になろうと思ったのか?」という質問に是枝監督は映画好きの母の存在を挙げ、夜中にテレビで放映される古い映画を二人で見ていたと述懐。監督になるための資格や能力を尋ねられると「試験も資格もないが、そこが難しいところでもある」と説明し、映画館でひたすら映画を見たり、読書をしたりした経験がプラスになったと語った。

是枝監督は「皆さんのご協力のおかげで魅力的な諏訪湖の風景を映画の中にとどめることができた」と感謝。「小学生だとまだ早いかもしれないが、大きくなったら見てください」と呼び掛けていた。

「怪物」のワンシーンにエキストラとして出演したという6年生の児童は「実際に撮影の現場にいたこともあり、きょうの話を聞いて、映画を作るのにはいろいろな工夫と苦労があるのだと分かった」と興味深そうに話していた。

関連記事

たき火や工作楽しむ ガンケ山の開放事業始まる 安平

 安平町追分地区の遊び場プレーパーク「ガンケ山」で19日、今年度の開放事業が始まった。町内の親子連れなど約30人が訪れ、たき火の体験や工作などを楽しんだ。  ガンケ山は、地域住民の有志でつくる...

自作三輪車またがり"再起動" 音更の83歳鷲北さんアスパラ継続

 自作の収穫用三輪車にまたがり、ビニールハウスで丹精込めて育てたアスパラガスを収穫する音更町然別北の鷲北正一郎さん(83)。共に作業してきた妻の体調不良を理由に、昨季で二十余年続けたアスパラ栽培に...

宇部日報社

日の出保育園の年長児 イラストでレノファ応援、田邉、板倉選手にプレゼント..

 日の出保育園(大池美恵子園長)の年長児18人が22日、レノファ山口FCを応援するイラストを描き、同園を訪れた田邉光平選手と板倉洸選手にプレゼントした。  山陽小野田市立サッカー交流公園「お...

荘内日報社

新種の可能性 コブシの変種咲き喜ぶ 「大切にしたい」 羽黒小

 鶴岡市の羽黒小学校(八渡宗一郎校長)で新種の可能性がある「変種のコブシ」の花が咲いた。南庄内で植生を調べている大類雄一さん(76)=鶴岡市青柳町=が羽黒町川代山で見つけ、挿し木をして育てたもので2年...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク