きょうムーチーの日 手作り餅、店頭並ぶ
ムーチーを陳列する砂川玲子さん=17日午後、ゆらてぃく市場
18日は旧暦12月8日「ムーチーの日」。月桃の葉で包んで蒸した餅を神仏に供え家族の健康を祈願する。この時期の沖縄地方は冷え込みが厳しくムーチービーサと言われている。子どもの年の数のムーチーをひもですだれ状に編んで壁や柱につるす風習もある。
JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」には、手作り工房ティダームン(砂川玲子代表、石垣市新川)のカーサームーチー5種類が並び、来店者が買い求めた。
砂川さん(66)は、ゆらてぃく市場がオープンした時からムーチーを卸している。現在は、よもぎ、生紅芋、八重山産黒糖、生田芋・紅芋、白もちを製造。よもぎは自家栽培のものを細かく刻んで練りこみ、紅芋は石垣島産をペースト状にして生地に混ぜている。
ティダームンの餅の特徴はやわらかさ。「企業秘密」の製法で絶妙な食感を味わえる。
砂川さんは「17日から3日間で約千個の納品を計画している。たくさん食べて子どもの成長、無病息災、厄払いを願ってほしい」と話した。
餅の値段は1個160円(税込み)。
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