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チョウザメ人工孵化 初成功、養殖に弾み 鹿追

人工孵化後3~10センチに育ったチョウザメの稚魚と担当の鈴木さん

 高級キャビアが取れるチョウザメ養殖に取り組んでいる町は、初めての人工孵化(ふか)に成功した。数センチ程度に成長した稚魚1万匹が、町内の環境保全センター(鹿追北4線)研究棟の水槽で元気に泳いでいる。

 養殖は2014年度に開始。酪農家からのふん尿を活用したバイオガス発電で生じる余剰熱を活用し、地下水を入れた水槽を最適な温度に加温している。毎年主に稚魚を購入して2000匹に増やしてきたが、北海道大学水産学部の協力で、有志によるチョウザメ研究会(会長・三井福成町商工会会長)と共に初の孵化事業に取り組んだ。

 円柱状の孵化用水槽を準備し、昨年12月に産卵が近いメス5匹を北大から譲り受け、初年度から鹿追で育てたオスを使った。4月11日にメス2匹から採卵し、人工授精に成功した。

 受精卵は1、2週間で孵化し、14日時点で3~10センチに育っている。

 顕微鏡で卵の成熟度を確認するなど、細かい作業を繰り返した町商工観光課の鈴木綾さんは「時期の見極めが難しかった」と苦労を語る。

 町は今後、然別川沿いの農芸公園内に飼育水槽を新設するなど、急増した魚への対応を検討する。初年度から飼育するメスは、早ければ今冬にもキャビアが採取できる見込みだ。

 吉田弘志町長は「魚の孵化からキャビアの加工、食肉用出荷まで、一貫して地元で担える鹿追ブランドを作っていきたい」と期待に胸を膨らませている。

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