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長野日報社

御神渡りの出現祈願 八剱神社が湖面観察開始 長野県の諏訪湖

今季初となる諏訪湖の水温の計測を行う八剱神社の氏子総代ら

 長野県諏訪市小和田の八剱神社(宮坂清宮司)は6日朝、同市豊田の諏訪湖の舟渡川河口付近で行う、約30日間にわたる今季の湖面状況の観察を始めた。宮坂宮司(73)をはじめ、大久保一大総代(73)ら氏子総代19人が集合。川岸で水温や気温などを計測し、2018年以来6年ぶりとなる御神渡り(御渡り)の出現を祈願した。

 観察は午前6時30分ごろ開始。この日の気温は氷点下1.3度、水温は4.2度で、宮坂宮司によると「風はなく、波は静か」。昨年同日の気温が氷点下8度だったことから「今年は温(ぬく)いね」といった声も上がった。湖面に氷が張らなかったため、計測の際に氷斧は使わなかった。

 観察場所となる舟渡川河口の左岸にはごみが多く漂着していたことから、昨年12月、氏子総代や諏訪湖温泉旅館組合の関係者、有志のボランティアの協力を受け、プラスチック片やペットボトルなどのごみを拾ったり、雑木を処理したりする環境美化活動を実施した。

 宮坂宮司はあいさつで「多くの人が手伝って下さり、今年も環境を整えることができた」と感謝。「この30日間が勝負となる。湖の変化を楽しみながら観察していきたい」と意気込みを語った。

 大久保大総代は「今年が(大総代の)最後の任期だ」として「何とか拝観式を経験したい」と話していた。

 御神渡りは全面結氷した湖で氷がひび割れ、朝夕の寒暖差により、膨張と収縮を繰り返すと、その跡が高くせり上がり出現する。ヘビの這った跡のようにも見える独特の形状や、氷がせり上がる際のごう音から「諏訪七不思議」の一つにも数えられ、諏訪大社上社の祭る男神が下社の妃神の元へ通った道筋であると伝えられてきた。拝観の記録は「御神渡注進録」や「御渡帳」として室町時代の1443年から記録され、御神渡りの出現は1989年以降は9回という。

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