全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

冷水浴び身体堅固願う 酒田市飛鳥 4年ぶり伝統の「裸詣り」

 酒田市飛鳥の飛鳥神社(佐藤ふじ子宮司)で5日夕、伝統行事「裸詣(まい)り」が4年ぶりに行われ、下帯姿の男性たちが冷水を浴びて参拝し、五穀豊穣(ほうじょう)や身体堅固、地域の安寧を願った。

 病気や農作物被害をもたらすツツガムシを退治するため、この虫をかたどった大たいまつを焼き、五穀豊穣などを祈願する年越し行事「松例祭」の一環。主役の松若勢(まつわかぜ)と年男たちが祭礼前、冷水で身を清めたのが始まりといわれる。一時途絶えていたが、1977年に旧平田町の青年会「平田の行事を楽しくする会」が復活させ、その後、氏子会が引き継ぎ続けている。

 コロナ禍の影響で4年ぶりとなった今年は、8歳から50代までの男性8人が参加した。下帯と足袋だけの姿となった参加者は、本殿で祈祷(きとう)を受けた後、本殿南側の仁王堂の周囲を一周。堂前の「お清め場」で冷水を浴び、本殿に参拝することを3回繰り返した。

お清め場で冷水を浴びる男性たち

 雪はないものの寒風が吹きすさぶ中、裸の男性たちは「わっしょい、わっしょい」と勇ましい掛け声とともに仁王堂周囲を走り、お清め場で世話役の女性たちから冷水を掛けられると声を上げ、必死の形相で冷たさをこらえていた。初めて参加した共に南平田小2年の石黒涼丞(りょうすけ)君(8)と阿部創史(そうし)君(8)は「水が冷たくて寒かったけど我慢できた。サッカーがうまくなれますように、強くなれますようにと願った」と話した。

関連記事

荘内日報社

綱のし神事で祝う 改築「蔵SHOP」に掲げる 竹の露酒造場

 大みそかから元旦にかけて鶴岡市羽黒町の出羽三山神社で行われた松例祭で、地区の若衆が担いだ引き綱を奉納する「綱のし神事」が14日、羽黒地域の酒造会社、竹の露酒造場で行われた。竹の露では昨年、築370年の...

「特殊詐欺に注意」カード風ポスター 帯広署研修中の落合巡査制作

 帯広署で実務研修中の道警の落合七菜華(ななか)巡査(23)が、特殊詐欺への注意を呼び掛けるポスター「『トクシュサギ』という名のツル」を制作した。落合さんは「詐欺の手口は新しいものが出てきている。...

宇部日報社

バス運転士が不足 路線維持に苦慮、便数少ない徳地では親が防府や周南に通う高..

 全国的にバス運転士が不足する中、山口市内の一部地域でも問題が生じつつある。市は採用助成金の創設や就職説明会の開催などで人員確保、路線維持に努めているが、働き方改革に伴う2024年問題、バス会社...

元ドラゴンズ投手・岩瀬さんがプロ野球殿堂入り

 今年の殿堂入りのプレーヤー表彰が16日発表され、愛知大学野球部出身で中日ドラゴンズ元投手の岩瀬仁紀さん(50)がオリックス、マリナーズで活躍したイチローさん(51)とともに選ばれた。大学、社会人時代で...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク