選手育成プロジェクト「T-GUP」を立ち上げ 豊橋競輪
豊橋市は、市が運営する「豊橋競輪場」(東田町)をホームバンクとする選手層の底上げを目指し、プロの登竜門となる選手養成所を目指す訓練生育成プロジェクト「T-GUP」を立ち上げた。2025年5月の養成所入所試験を目指す第1期候補生を募り、現役プロ選手らが直接指導する。

訓練生の応募を呼び掛ける白井選手と鈴木選手
市によると、豊橋競輪場には20~55歳の31選手がプロ選手として拠点を置く。実力に応じたランク分けがあり、豊橋には過去、深谷知広選手や金子貴志選手が最高ランクの「S級」として在籍。グランプリレース(GP)でも活躍した。
県内には名古屋と豊橋のみに競輪場がある。最近はインターネット投票の普及もあり、新型コロナウイルス禍でも車券の売り上げは右肩上がりが続いている。一方、選手育成など競技の普及面では全国各地の競輪場でも苦しい状況が続くという。
そこで豊橋競輪は選手会の協力で、選手養成所入門を目指す候補生に実践指導するなど、育成への独自プロジェクトを立ち上げた。豊橋では14~20年度に女性を対象にした特別企画「豊橋ガールズケイリン育成プロジェクト」で14選手を送り出した実績がある。今回は男女問わない初の試みという。
豊橋を拠点にする白井一機選手(65期生)や鈴木伸之選手(87期生)ら現役プロが、専門的なプログラムで実践指導する。現役プロ選手との合同練習のほか、アマチュア競技会や他競輪場での合宿も計画。「日本競輪選手養成所」への入所までを支援する。
白井選手は「しっかりケアすれば35年ぐらい現役で活躍できる。職業の選択肢としても考えてほしい」と呼び掛ける。
2月末まで募集、3月上旬の選考会と面接を経て中旬に決定、4月から訓練を開始する。
申し込みと問い合わせはプロジェクト実行委員会(0532・61・3136)へ。

訓練生の独自養成に乗り出した豊橋競輪(提供)
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