12日から運行を始める納涼ビール電車。今年で25周年を迎える＝豊橋鉄道市内線で

　豊橋の夏の風物詩として定着した「納涼ビール電車」(路面電車)が12日、豊橋鉄道の市内線で今季の運行を始める。今年で四半世紀を迎え、25周年記念のグッズも用意している。 　納涼ビール電車は、駅前電停から運動公園前まで往復9・4キロを運行。車内には冷たい生ビール(飲み放題)、おつまみ弁当などが用意され、約1時間20分の宴(うたげ)を楽しめる。車体は涼しげな青色を基調にしたデザインだ。 　運行に先立って開かれた試乗会では、関係者が「カンパ～イ」とジョッキを突き合わせ、ビールを飲みほしていた。 　9月24日まで走り、7月22・23日と8月27日、9月9・10日は運休、100日間運行する。昼便は土・日曜、祝日の午前11時57分発の1便で、毎日運行の夜便は午後6時発と同8時発の2便。 　料金は税込で貸切(定員28人)は8万8000円。個人は1人3300円。カラオケ歌い放題で、乗車特典として「納涼うちわ」と、25周年記念オリジナルコースターがプレゼントされる。 　今年は25周年オリジナルデザインロゴの入ったビールジョッキも、車内などで販売する。1個800円(税込)で数量限定。 　乗車は予約制で6・7月分は受付中。8・9月分は7月4日から受け付ける。予約状況は豊橋鉄道のホームページで分かり、申し込みは専用ダイヤル(0532・53・2135)へ。