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豊橋出身・村井弦斎を朝ドラに

 明治時代のベストセラー小説「食道楽」で知られる村井弦斎(1863~1927年)をNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の主人公に選んでもらおうと、出身地の豊橋市と晩年まで過ごした神奈川県平塚市の顕彰グループが、本格的な活動を始めることで合意した。両市でさらなる知名度向上を図り、官民挙げた組織化を目指す。

朝ドラ誘致へ前向きに語る「村井弦斎研究会『楽水』」の伊藤会長=豊橋調理製菓専門学校で

 豊橋市の「村井弦斎研究会『楽水』」が9日、豊橋調理製菓専門学校で開いた冬の例会で明らかにした。例会には、平塚市で活動する顕彰会「村井弦斎の会」の役員らも参加した。

 豊橋「楽水」の伊藤篤哉会長は「朝ドラへの思いは2005年頃からあった。平塚市側では顕彰会顧問の河野太郎デジタル相からも、一緒にやろうと豊橋にエールを送ってくれた。積極的な働き掛けに感謝している」と経緯を説明した。

 平塚「弦斎の会」の会員で「村井弦斎まつり」実行委員長も務める高久直輝さん(46)は「平塚の落合克宏市長に意向を伝えたところ。小田原市などとも協力して機運を高めたい。豊橋のような弦斎にちなむ食事会はいいアイデア。平塚にも取り入れたい」と意気込んだ。

村井弦斎(豊橋市中央図書館提供)

 この日は、豊橋市の浅井由崇市長や地元選出の国会議員らのほか、前豊橋市長の佐原光一さんも会に参加した。

 浅井市長は朝ドラ誘致構想に「初耳だが面白い試みだ。まずは市民レベルで弦斎の認知度を広めたうえ、民間同士の交流で着実に機運を高めていくことが望ましい」などと述べた。佐原さんは「主要舞台となるだろう平塚市の強い姿勢とともに、両市の官民が方向性を一つにまとめることが重要」と助言した。20年放映の「エール」誘致にも関わった経験から「活動を通じて互いの縁が生まれる。誘致の成否とは別に、交流と発展のベースができることが両市にとって意義深い」と語った。

 例会では参加者が「楽水」顧問の鈴木良昌さん(豊橋調理製菓専門学校長)が「冬の巻」から現代風にアレンジした料理で食卓を囲んで親交を深めた。

豊橋で交流する平塚市「村井弦斎の会」のメンバーら

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