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音更にJr.オーケストラ 十勝初、今夏体験会

ジュニアオーケストラの設立に向け準備を進める関係者。左2人目から右へ大場会長、青山事務局長、助乗代表。右端は小野町長、左端は宮原教育長

 音更ゆかりの作曲家伊福部昭の音楽顕彰会(大場博義会長)と、どさんこ青少年オーケストラ協会(助乗=すけのり=慎一代表)は、小中学生を対象としたジュニアオーケストラを設立する準備を進めている。7、8月に音更町内でバイオリンとチェロの体験会を開く。十勝管内では小中学校のブラスバンドや吹奏楽の活動はあるが、弦楽器を含めた本格的なオーケストラはジュニア世代では初めてとなる。

 オーケストラの設立構想は、1月22日に町文化センターで開かれた北海道農民管弦楽団(牧野時夫代表)の定期演奏会がきっかけ。伊福部が作曲した映画音楽「ゴジラ」などが演奏され、町内の奉仕団体から招待を受けた小中学生100人が、プロのオーケストラの音楽に触れた。

 演奏会を主催した同顕彰会では「オーケストラの音楽を聴くだけではなく、実際に演奏することで、音更の音楽文化の底上げを図りたい」と構想。道内で江別、岩見沢、名寄、旭川の4市でジュニアオーケストラの設立・運営に携わり、同楽団の事務局長も務める助乗代表の協力を得た。

 7日、同顕彰会の大場会長、青山昌弘事務局長、助乗代表が町役場を訪れ、小野信次町長、宮原達史教育長らに設立構想を説明。大場会長は「演奏会で高まった伊福部の存在価値を、若い世代に広げるきっかけになれば」、青山事務局長は「弦楽器の奏者は大人でも数が少ないが、育成して設立にこぎ着けたい」と話した。

 助乗代表は「伊福部ゆかりの地でオーケストラが設立できるのは素晴らしい。バイオリンは難しいイメージがあるが、子どもは習熟が速く、初心者でも短期間で弾けるようになる。軌道に乗せて地域に根付かせたい」と意欲を語った。

 町内では、音更高校に道内高校では2校しかない管弦楽局が活動しており、小野町長は「オーケストラ奏者の育成の流れができればいい。町民の生活に楽しみを与えてくれる」と期待を寄せた。

 体験会は7月17日(午後1時~同4時)を皮切りに、8月8日まで計6回、町集団研修施設(旧上然別小)で開く。対象は町内、近郊在住の児童生徒。バイオリンが小学1年~中学3年で定員30人、チェロが小学4年以上で同5人。受講料は教本代などを含め1万1000円。

 助乗代表や町出身のピアニスト川上敦子氏、NPO法人日本少年少女オーケストラ協会専務理事の南紳一氏が講師を務める。町、町教委後援。

 問い合わせは青山事務局長(0155・31・6617)へ。

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