ココノ・ススキノにダイイチ開店 十勝の食もアピール

地下鉄すすきの駅構内と直結するダイイチの店舗。開店直後から買い物客で混雑した
札幌市中央区のススキノラフィラ跡地で建設が進められていた複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノ・ススキノ)」が30日開業した。入居するダイイチ(帯広市、若園清社長)のすすきの店も午前11時にオープン。十勝の食をアピールする商品をそろえ、道都のど真ん中でスタートを切った。
同店は札幌地区で7カ所目の店舗となる。ダイイチが札幌市内中心部に出店するのは初めて。売り場面積は約2000平方メートルで、約1万2000アイテムを扱う。単身世帯が8割を占める商圏の特徴に合わせ、総菜など「即食」を意識した商品を豊富に用意した。
開業のチラシに「十勝・帯広生まれのスーパー」をうたい、十勝産の牛肉や人気のおはぎなどを目玉品に。さらに、帯広の人気中華料理店「美珍樓」監修のタレを使った「中華チラシ」も新たに商品化した。
オープン直前には、店舗の入り口に買い物客の列ができた。客を出迎えた若園社長は「今年で創業65年を迎えた。帯広でスーパーを始めた時の初心を大切に、新たな挑戦に臨みたい」と語った。
職場が近隣にあり、夜勤明けに訪れたという50代女性は「地下鉄直結で帰宅時に立ち寄れるのでうれしい。ダイイチのあんこが好きです」と笑い、おはぎを買い物かごに入れていた。
ココノ・ススキノは夜の街として知られるすすきのに「昼のにぎわいも創出する」ことをコンセプトに設置された。商業ゾーン、シネマコンプレックス、ホテルで構成されている。
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