諏訪地域独自の観光魅力創出へ意見交わす「縄文ミーティング」 長野県

諏訪地域の魅力について知名度や経済効果などの観点から話し合う参加者
長野県諏訪地域振興局は27日、諏訪地域を元気に楽しくするための連続講座「地域づくり×縄文ミーティング」の2回目を富士見町コミュニティ・プラザで開いた。内閣府地域活性化伝道師の善井靖さん(60)が、地域活性化と観光戦略について講演。縄文を切り口に活動を展開している団体や地域おこし協力隊ら15人ほどが参加。諏訪の地域資源を整理し、新たな魅力創出について意見を交わした。
善井さんは、コロナ禍によって、独自な文化体験ができる観光の流れが明確になったとし、「旅行者はディープな体験を求め、現地の文化や生活様式の理解につながる旅を求めている」と説明した。
地域の魅力を高めるには、地域資源の強みや弱点、外部要因などの把握が大切と話し、自然、歴史、食、芸能のカテゴリーに分け、知名度や経済効果について整理することを提案した。
参加者は霧ケ峰や井戸尻考古館、映画のロケ地などの単語を付箋に書いて、圏内と域外の差や維持費などを考慮し、紙に貼った結果を班ごと発表。善井さんは諏訪の酒に合うつまみを例に、「個別の要素を組み合わせると、戦略が見えてくる」とまとめた。
富士見に興味があって参加したという田村貴恵さん=山梨県北杜市小淵沢町=は「地域の中でしか知られていないものにも、可能性を感じました。土器で飲食の体験をするのも面白そうです」と話した。
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