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長野日報社

伊那紬に触れて 駒ケ根シルクミュージアム

駒ケ根シルクミュージアムの着付け体験で使用される伊那紬で仕立てた着物

 地域が誇る工芸品に触れてほしいと、駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは、地元に伝わる絹織物「伊那紬」で仕立てた着物を身に着けることができる着付け体験を始めた。気軽に「本物」に触れ、かつて伊那谷で盛んだった養蚕や絹製品など地域文化への関心を高めてもらいたい考えだ。

 富岡製糸場(群馬県)の世界遺産登録や、県内の製糸業関連施設への観光振興を図る「信州シルクロード」の取り組みなどで絹文化に注目が集まる中、新たな誘客策として企画。地元や国内をはじめ、外国人観光客への日本文化の発信も狙う。国の地方創生交付金を活用し、着付け部屋や着物などを整備した。

 女性用の着物は糸染めから手織りまで一貫製造している同市東町の久保田染織工業(久保田治秀社長)の伊那紬を仕立てた着物14着を用意した。イチイやリンゴ、ヤマザクラなどで草木染めした糸を、手作業で丁寧に格子やしまの柄に仕上げた高級品ばかり。男性用は飯田市の那美屋織物から飯田紬の着物2着を取り寄せた。

 着物は格子やしまなど好みの柄を選ぶことができる。着付けの所要時間は30分ほど。その後2時間着用でき、外出も可能。同施設は「将来的には着物を着てのツアーも検討したい」としている。

 着付け体験は原則として土日祝日だが、平日も相談に応じる。料金は2500円。足袋は持参する。受付時間は午前10時~午後1時。1週間前までに同施設(電話0265・82・8381)へ予約する。

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