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ベチベル、わら焼きで商品化 お魚まつりで活用PR 市赤土流出防止営農対策地域協

乾燥ベチベルを用いて行われたわら焼きマグロの実演販売。人気を集めた=19日午前、八重山漁協

 第20回お魚まつりでは、赤土流出防止対策用のイネ科植物「ベチベル」を使ってマグロのわら焼きが実演販売され、石垣市赤土等流出防止営農対策地域協議会がベチベルの活用をPRした。農家がベチベルを刈り取って乾燥させれば、水産会社に買い取ってもらう仕組みがことしから構築され、同協議会が商品化を進めている。

 ベチベルは2021年6月のカツオ漁期から水産物加工会社で「カツオのたたき」のわらとして初めて使用され、風味豊かな味わいから人気を博している。

 これまでは同社と同協議会のコーディネーターが農家の了承を得て畑に出向き、ベチベルを無償で刈り取って使用してきたが、ことしのカツオ漁期からは刈り取りから乾燥まで自ら行う協力農家が現れ、これをわら焼き用の商品として初めて同社に販売した。

 同協議会は①農家がベチベルで赤土対策を行い、伸びた草丈を刈り取って乾燥後に販売する②水産会社が稲わらに頼らず地元のわら材でたたきをつくって提供する③購入者がおいしく消費する―の流れを構築し、この循環によってベチベルによる赤土対策を強化したい考え。

 同協議会の水谷朝子農業環境コーディネーターは「このSDGsの循環を通してベチベルをもっと活用して赤土流出防止につなげたい。ことしからベチベルを商品化できたので、居酒屋などにも活用を広げていきたい。ぜひ声をかけてもらいたい」と呼びかけている。問い合わせは同協議会(82―1307)。

 ベチベルは、畑の周囲に植えることでグリーンベルトとして雨天時の流出水の流れを弱める効果がある。伸びた草丈は刈り取った後、わら焼き用以外に敷き草として利用でき、そのまま伸ばせば防風垣の役割も果たす。トラクターで踏んでも再生するなど踏みつけに強い。これらの特長から赤土対策に適していると言われている。

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