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長野日報社

緑守る大切さ体感 東京都豊島区から環境交流ツアー 長野県箕輪町

枝打ち作業を体験する豊島区の子どもら

 長野県箕輪町は18、19の両日、姉妹友好都市で「森林の里親(としまの森)協定」を結ぶ東京都豊島区からのツアー客を受け入れた。同協定に基づき整備を進める、ながた自然公園内の「としまの森」での林業体験をメインにした環境交流ツアーで、区民ら36人が来町。整備された現場を見学したほか間伐材の枝打ち作業などを体験し、手入れをしながら緑を守る大切さを体感した。

 両自治体が、都会では経験しづらい農林業体験に親しんでもらおうと、各種イベントを企画。参加者は1泊2日の日程で、まき割りや木工作、リンゴ狩り、脱穀・もみすりなどを体験し、森林整備によって二酸化炭素排出量を削減したとみなす「カーボンオフセット」の取り組みを学んだ。

 18日は、としまの森を見学。整備を終えた場所と未整備の場所とを見比べ、人の手を加えることの大切さやその効果を実感した。直径約30センチのサワラを切り倒す作業の様子を見て感激した。吹雪に見舞われながらも、枝打ちやまき割りに熱心に取り組んだ。

 参加した児童の一人(11)は「まきをうまく割れて気持ち良かった。雪を見られたし、森林を守る大切さも学べて、貴重な経験ができた」と喜んだ。

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