プロ野球・楽天から選手のサイン入り車椅子 能代市のジェイコー秋田病院

選手7人のサインが入った車椅子を展示
能代市緑町のジェイコー秋田病院(大塚博徳院長)に、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスからオリジナル車椅子1台が寄贈された。田中将大投手ら主力選手7人のサインが入った〝特別仕様〟で、整形外科のスポーツ外来を受診する中高校生をはじめ患者の励みになればと、1階エントランスホールに展示している。
楽天の選手が本拠地で本塁打を打った試合数と同じ台数の車椅子を東北の医療機関や福祉施設へ寄贈するチャリティー活動の一環。2022シーズンは30台を贈った。
秋田病院には今年5月に1台届き、同病院の三浦雅之事務長が、前任地のジェイコー仙台病院時代に交流のあった球団職員を通し、患者へのエールとして選手のサインをもらえないか依頼。了解を得られ、送り返したところ、9月末にサイン入り車椅子となり帰着。秋田病院1階に展示場所を作り、11月から披露している。
左手側の車輪のホイールカバー(直径約45㌢)に田中将大投手、則本昂大投手、米大リーグ挑戦を明らかにした松井裕樹投手、岸孝之投手、早川隆久投手、浅村栄斗選手、西川遥輝選手のサインが書かれ、「JCHO秋田病院様」の文字も。三浦事務長は「元気になってもらいたいという選手たちの気持ちで頂いたもの。自由に見てもらい、少しでも励みになれば」と話した。
サイン入り車椅子は1年間程度展示し、写真撮影も可。その後、ホイールカバーは取り外して展示、車椅子は利用に供することにしている。
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