「御柱祭とは何か」意見交換 日本映像民俗学の会が諏訪大会 長野県

諏訪市で開幕した日本映像民俗学の会諏訪大会
日本映像民俗学の会(北村皆雄代表)の諏訪大会は11日、長野県諏訪市を主会場に2日間の日程で始まった。初日は全国から集まった映像作家や郷土史家、地域住民など約60人が参加。1992(平成4)年の御柱祭を記録した映像を諏訪市公民館で視聴し、「御柱祭とは何か」をテーマに意見交換を行った。
同会は、映像を通じて民俗学に取り組む学術的な全国組織。1978年に創立し、大会は全国持ち回りで毎年1回開いている。諏訪大会は諏訪市博物館と大昔調査会が共催し、諏訪の歴史をテーマに学ぶ「すわ大昔フォーラム」特別編と位置付け、地域住民に門戸を開いて行った。
初日は、諏訪の御柱とネパールの柱立てを紹介する映像作品の上映があり、スワニミズムの原直正会長と石埜三千穂事務局長が「御柱とは何か」と題して意見を交わした。原会長は「1本(の柱を立てる)なら答えは出せるが、諏訪の御柱は4本立てる。そこに意味があると思う」などと話していた。
最終日の12日は、諏訪の歴史や星ケ塔遺跡の黒曜石に関する映像作品の紹介と解説がある。天竜川水系の花祭りや霜月祭りを取り上げ、諏訪信仰と民俗芸能との関わりについても理解を深める。
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