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長野日報社

長野県伊那市産アカマツで実際の森を再現 東京で伊那の自然に触れる展示会

東京都の会場に展示するアカマツを準備する関係者ら

森林資源の活用を考える長野県の上下伊那地域などの有志4人が、伊那市産アカマツを活用した「森」を東京都に再現する展示会を準備している。11日から「赤松之森」と題して荒川区の元映画館で開く。実物のアカマツを多数運び込み、コケや枯れ葉も配して森林の一角を切り取ったような空間を演出する。都市部の人たちに伊那の自然に触れてもらい、森林資源の循環活用への理解促進や県の森林事業活性化につなげたい考えだ。

主催するのは、家具職人の橋本圭太さん(29)=伊那市=、家具など製品デザイナーの藤川穂さん(30)=中川村=、地域おこし協力隊の村上直也さん(25)=木曽郡上松町=と田中大也さん(23)=下伊那郡松川町=。有志でつくる団体「Throw Line」を立ち上げて7月ごろから準備してきた。

その一人、橋本さんは伊那市の地域おこし協力隊でもあり、経木(木を薄く削って乾燥させた包装材)をはじめ、同市では幅広く活用されるアカマツの可能性に着目。県産の森林資源として広く発信する機会を模索する中、ものづくりに関わる仲間に声を掛けて企画した。

展示は約50平方メートルの空間に伊那市から搬出したアカマツ13本を数本ずつコケや枯れ葉で覆った土台に植えてリアルを追求した「森」として再現する。アカマツのサイズは直径約25センチ、高さ3~4メートルを使用。実物ならではの迫力や香りが体感できそうだ。

伊那市の林業関係者や家具の事業者、有志らが手掛けたアカマツ由来の商品も多数展示する。経木、クラフトビール、シャンプー、アロマオイルなど多種多様な活用例を用意して来場者に披露する。

橋本さんらは森林活動に関心のある企業関係者らに来場を呼び掛けていて、伊那の自然を切り口にした新たなつながりの創出を図る。併せて、子どもから大人まで世代を問わず訪れてもらうことで、何気なく使っている日用品の素材を自分で選んだり、考えたりする機会を提供する。

4人は現在、松川町の旧松川東小学校で展示物を製作中。橋本さんは「アカマツをそのまま東京に持っていくことでいつもと一味違う風景になる。展示を通して、普段使っている物の始まりがどのようになっているのかを体感してほしい」と期待している。

会期は19日まで。時間は午前11時~午後8時(初日のみ午後9時まで)。入場料は一般500円。

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