
見頃を迎えて観光客らでにぎわう、もみじ湖上流にある「もみじのトンネル」
3連休初日の3日、長野県の上伊那地方は穏やかな陽気に包まれ、行楽地などは、観光客らでにぎわいを見せた。紅葉の名所で秋景色を眺めたり、イベント会場で旬の地元産農産物を味わったりして、伊那谷の秋のひとときを満喫した。
箕輪町のモミジの名所、箕輪ダム(もみじ湖)一帯でも紅葉が見頃を迎え、県内外の観光客らでにぎわった。鮮やかな赤や黄の美しいグラデーションに息をのみ、盛んにカメラのシャッターを切る姿があちこちで見られた。
一帯に植えられているモミジは約1万本。集落近くの道沿いから、湖畔、最上流部の末広広場まで続く。観光客らは気の向くままに周辺を散策。澄んだ水色をした湖面と陽光を浴びて赤く輝く紅葉の共演、紅葉や黄葉で道を覆うように木々が連なる人気スポット「もみじのトンネル」などを見て回った。初めて来訪したという長野市在住の70代男性は「とってもきれいで、言葉で言い表せない。もみじ湖の成り立ちも知ることができ、感動した。来年もぜひ来たいですね」と声を弾ませていた。
箕輪ダムは1992年に完成。ダム建設で湖底に沈んだ旧長岡新田集落の篤志家が、もみじの苗木約1万本を町に寄贈し、10年かけてダム湖周辺に植えられた。景観の素晴らしさから、近年観光客が急増。町は、交通渋滞などで住民生活に悪影響を及ぼす観光公害の対策として、混雑期(1~8日)でのマイカー規制と観光客を送迎するシャトルバスの運行を実施している。駐車場の利用は事前予約制で、1台につき協力金1500円が必要。
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