全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

ドレスコードは大島紬 奄美で「里帰り」パーティー 銀座もとじ

大島紬姿で和やかに交流するパーティーの参加者=27日、鹿児島県奄美市名瀬

 東京都で和装販売店を展開する銀座もとじ(泉二啓太代表取締役社長)は27日、大島紬がドレスコードのパーティーを鹿児島県奄美市名瀬のホテルで開いた。地元の紬産業従事者や東京から訪れた同社の顧客など約80人が参加。とりどりの大島紬姿で和やかに歓談し、島料理や黒糖焼酎を堪能した。

 大島紬の普及や魅力発信、購入者と生産者の交流などが目的。銀座もとじが販売した着物を生産地で身に着けることから、「里帰りパーティー」と称して開催した。顧客らが奄美の文化を体験する2泊3日のツアーも兼ねている。

 参加者は多種多様なデザインの大島紬を上品に着こなし、食事を囲んで互いに親睦を深めた。泥染め職人の金井一人さん(65)は「分業制の紬産業では、ほとんどの工程を担う職人が完成形を知らない。自分が染めた糸でできた反物が着物に変わっていく様子を見ることができて感動」と笑顔で語った。

 東京から参加した元教員の上野弘子さん(61)は10年ほど前、同社が泥染めの出前講座を行っている銀座の泰明小学校で勤務。「子どもたちとの活動を通して奄美の泥染めを知った。大島紬は着心地も良く気に入っている。奄美の人たちが文化や自然を大事にしていることが伝わった」と話した。

 龍郷町中勝で生まれ育った同社の泉二弘明会長(73)は「古里奄美で見る大島紬はやはり格別。とても誇らしく感じる。お客様の笑顔も見られてうれしい」と目を細めた。

関連記事

紀伊民報社

はしご車を共同運用 28年春から、田辺、白浜の消防本部

 和歌山県の田辺・西牟婁の1市3町を管轄する田辺市と白浜町の両消防本部は2028年4月から、出動機会が少ないはしご車を共同運用する。それぞれが所有するはしご車を1台に集約し、経費負担の削減や相互...

患者情報を多職種で共有 十勝医師会がネットワーク 300施設参加

 十勝医師会(大庭滋理会長)は、管内の医療機関や介護施設が共通のICT(情報通信技術)ツールを使い患者情報を共有する「十勝医療介護情報共有ネットワーク」(愛称・とかち月あかりネットワーク)の取り組...

荘内日報社

オリジナル日本酒「燦樹2025」発売 「出羽燦々」原料の純米大吟醸 3種計1800本..

 山形大学は23日、オリジナルの日本酒「燦樹(きらめき)2025」を発売した。  燦樹は、鶴岡市の山形大学農学部・高坂農場で栽培した酒米「出羽燦々(でわさんさん)」を原料にした純米大吟醸。2007年から山...

宇部日報社

大谷HDが農業に新規参入 厚東広瀬の「ビバファーム」でトマト栽培【宇部】

 建設業や不動産業、介護福祉事業を展開する大谷ホールディングス(大谷英治社長、宇部市助田町)が、厚東広瀬に情報通信技術(ICT)を活用した太陽光利用型植物工場「ビバファーム」を立ち上げ、トマト...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク