豊橋商業高生徒が考案「ウズラの卵アイス」
県立豊橋商業高校総合ビジネス科2年生38人は、豊川市伊奈町の養鶏業「アギーズ」のウズラの卵を使ったアイス「ウズ・ラブ・リューレ」を開発した。28日の文化祭で販売する。

商品開発や販売の仕方を実践的に学ぶ「商品開発と流通」の一環。同校とアギーズ、豊川市諏訪3のジェラート専門店「センドハピネス」が半年かけて開発した。
5月に準備を始め、どんな商品にするかアイデアを出し合い「地元の魅力を伝えたい」と、38案の中からウズラの卵のアイスに決まった。
ではどうやって卵を入手するか。後藤陽良さん(16)の父泰裕さんはJA豊川グリーンセンター店長で、取引先のアギーズを教えてもらって自分で電話し、協力を取り付けた。
後藤さんは養鶏所を訪ね、塩野谷里美さんから話を聞いた。「煮卵などおかずとして主婦にはなじみがある一方で、若い人はあまり買わない。高校生と一緒に、商品を開発できる機会ならぜひ」とタッグを組んだ。
「センドハピネス」が加わり、6月に担当者の前で生徒たちが商品企画をプレゼンテーション。カリカリに焼いたカスタード「ブリュレ」を使った案に担当者も太鼓判を押した。9月に試作品が完成した。
カップのデザインや商品名も生徒が考えた。高級感を出すため、黄色をベースにし、光沢のある色のフォントにした。
文化祭では、1個250円(税込み)で販売する。後藤さんは「クラス皆で考え、作り上げた。ぜひ味わってほしい」と呼び掛ける。
アイスを置いてくれる店を募集している。問い合わせは豊橋商業高校の原瀬教諭(0532・52・2256)へ。

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