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北羽新報社

日沿道整備事業着々 能代地区線形改良は6年度完成へ

6年度の完成を目指し、線形改良が進められている二ツ井白神IC付近の工事現場

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の未開通区間・二ツ井白神IC(インターチェンジ、能代市二ツ井町駒形)─蟹沢IC(北秋田市坊沢)間で複数の整備事業が着々と進められている。二ツ井白神ICと国道7号の接続部を改良している能代地区線形改良は6年度に完成する見通しで、今年度内に土工工事を終える予定だ。二ツ井今泉道路、種梅入口交差点改良の整備事業の完成時期は未定だが、国土交通省能代河川国道事務所は「安全に施工を進めていく」としている。

 能代河川国道事務所は26日、能代地区線形改良と二ツ井今泉道路、種梅入口交差点改良の現場を報道機関に公開した。
 能代地区線形改良は、二ツ井白神IC付近の急勾配や急カーブを解消し、国道7号上の二ツ井大橋手前までの延長2㌔を直線的に走行できるようにする整備事業。ハーフICを採用し、二ツ井白神IC付近に能代方面の乗り降り、二ツ井大橋付近に大館方面の乗り降りができる出入り口(ランプ)を設ける。
 6年度の供用開始に向け、新たに建設されている直線的な本線、国道7号とつながるランプの線形が見えてきているほか、JR奥羽本線をまたぐ切石高架橋(仮称、延長192㍍)では床版工事が行われている。能代河川国道事務所によると、今年度で土工工事を終え、来年春以降は舗装工事が進められるという。
 二ツ井今泉道路の整備は、小繋IC(仮称)付近─蟹沢IC間の延長5・9㌔をつなぐもので、現在は小繋IC周辺の土工工事や三つのトンネルで電気や機械設備工事などが進む。昨夏の大雨で区間内の1カ所で斜面の崩落が発生したことから、斜面の安定対策にも励んでおり、同事務所は「品質管理に努める」としている。
 二ツ井今泉道路では〝地産地消〟の取り組みも見られる。三つのトンネルのうち、今泉第二トンネル(仮称、延長307㍍)付近では、能代火力発電所から排出される石炭灰(フライアッシュ)を混ぜたコンクリート舗装を約200㍍で施工した。フライアッシュは塩分の浸透抵抗性を高める効果があるといわれ、凍結防止剤として道路に散布される塩化ナトリウムによる塩害を抑制する働きが期待される。
 種梅入口交差点改良は、盛り土で国道7号の本線を高くすることで交差点を南北に走る県道をまたぐ立体的構造にする。国道、県道双方を連結するために上下線で傾斜路(ランプウェイ)を新設、国道上にある種梅川橋も新たに建設する。今後、ランプウェイの上部工が進められる。

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