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お札まき「ええじゃないか」150年

約500人が集まったお札まきで=牟呂八幡宮で

 豊橋市で江戸時代末期の1867(慶応3)年に起こったとされる民衆運動「ええじゃないか」にちなんだ「お札まき」が8日、豊橋市牟呂町の牟呂八幡宮で行われた。今年は150年の節目。お札が降ったと伝えられる14日にも、市内でイベントが企画されている。現在は同市のまちおこしに使われ、合言葉は「ええじゃないか豊橋」だ。  1867年7月14日、伊勢神宮のお札が牟呂大西町に降り、村人たちは牟呂八幡宮で臨時の祭礼。これをきっかけにそろいの衣装で乱舞し、祭礼を行うことが近隣に広がった。「ええじゃないか、ええじゃないか」の騒ぎは東海道を通じて伝わり、各地で騒動が起こった。  史実をもとに2004(平成16)年、豊橋商工会議所青年部が「ええじゃないか」と「豊橋」の認知度を高め、まちづくりにつなげるため「ええじゃないか豊橋」を合言葉にまちおこし活動を開始。14日に近い土曜には、「お札まき」を実施している。  今年は、ええじゃないか150年を記念し、地元の牟呂小学校5年生とプロバスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスの選手も参加し、盛り上げた。  青年部員らが祈とうを済ませた後、5年生約100人が境内で創作劇の一部となっている踊りを披露。このあと、やぐらに上がった部員らが赤色のお札や餅、菓子などをまいた。  お札は例年以上の400枚。住民や家族連れら約500人が集まり、手を伸ばして拾った。札を手にした人には、フェニックスの下敷き、シール、市の手ぬぐいなどが贈られた。  フェニックスの大石慎之介選手と鹿野洵生選手はサインにも応じ、行列ができていた。  牟呂小5年の吉原健一郎君は「うまく踊れました。お札を1枚拾ったので、自宅に飾っり願い事をして1年間大事にしたい」と話していた。  青年部は今月1日、三重県伊勢市を訪れ、恒例となった豊橋のPRと伊勢商工会議所青年部との交流を実施した。  「ええじゃないか豊橋」は、市がシティプロモーションに活用。豊橋まつりにも採り入れている。官民でつくる「ええじゃないか魂創出協議会」は今年、「ええじゃないか宣言」を検討している。

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