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長野日報社

師匠の一人劇文化を後世に 人形師の飯田さんがイベント開催へ 長野県飯島町

ソロパフォーマンスによる公演やワークショップのイベント「伊那谷化けるんです。」への参加を呼び掛ける人形師の飯田美千香さん

「師匠が始めた一人劇の文化を後世に継承したい」―。長野県飯島町本郷の人形師で、自らも等身大の人形と共に舞台に立つ表現者の飯田美千香さんが、11月3、4、5日の3日間、ソロパフォーマンスの魅力を伝えるイベント「伊那谷化けるんです。」を同町飯島のアグリネーチャーいいじまで行う。飯田さんを含めて一人でステージに立つ実力がある4人が公演するほか、舞台表現を体験するワークショップを行う。

飯田さんは鹿児島県出身。旅行代理店に勤めていた1997年、等身大の人形と共に人の情念を表現した岡本芳一さん=享年(62)=の姿を追った民放のテレビ番組を見て、その活動に魅了された。その後、実際に岡本さんの舞台を鑑賞し「自分の道」と確信。勤務先を辞め、岡本さんに弟子入りした。

広島県出身の岡本さんは70年代から等身大人形を使った舞台作品を上演。80年に「百鬼人形芝居どんどろ」と改名した。86年に飯島町へ移住し、人形と共に普遍的な人間の内面世界を表現する舞台を重ねた。91年には飯島で国内外のソロパフォーマーが集う「一人劇祭」を始め、6年間続けた。2010年、病気により他界している。

飯田さんは数年前、「現在自分を応援してくれている多くが一人劇祭に携わった人」と気付き、師匠が飯島町に根付かせた「一人劇」の文化を後世に残そうと決意。今春から「一人劇祭の復活」を目指して準備を進めていた。

イベントには「百鬼ゆめひな」の名前で舞台に立つ飯田さんをはじめ、舞台芸能師の加藤木朗さん、舞踊家でベリーダンサーの蜜月稀葵さん、ダンサーのu―ichi(瀧本祐一)さんの4人が参加。初日の3日は4人によるステージ発表、4日は4人を講師にパフォーマンスを題材にした講演やワークショップを行う。5日は飯田さんによる等身大の人形制作と、実際の舞台表現を学ぶ。

参加費は一般が全3日間で3500円、3日の公演のみが2500円、4~5日のワークショップのみが2000円。イベントは文化庁や長野県文化振興事業団が助成するほか、上伊那南部の企業が協賛。18歳以下の人の参加費は企業が負担し、3日間とも無料になる。希望者には宿泊施設も用意している。

飯田さんは「ここ数年、私が岡本さんから継いだ表現スタイルを将来につなげることが大事だと思うようになった。私なりのスタイルで一人劇祭を復活したい」と今回のイベントへの思いを語り、「ソロパフォーマーの舞台を見て共感した人が、ワークショップで舞台表現を体感し、興味を持ってくれたらうれしい」と望んだ。

チケットは中川村のたろう屋(電話090・7266・1418)で扱っている。問い合わせは飯田さん(電話080・5541・0706)へ。

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