ひんやり別世界 明治十勝オーバルで製氷本格化
外は真夏、でもリンク上はひんやり-。気温11度に設定した屋内リンクで行われる製氷作業
国内スピードスケート場で最も早いオープンを目指し、明治北海道十勝オーバル(帯広市南町南7線)の製氷作業が本格化している。
15日に始まるナショナルトレーニングセンター(NTC)専用貸し出し、23日の一般オープンに向け、関係者が丁寧に散水などの作業を進めている。
1日に市文化スポーツ振興財団の職員らが作業を開始。室温を11度に設定し、リンク下のパイピングに氷点下4度前後の冷却液を流し、4日間でベースとなる厚さ5ミリの氷を造った。
7日から冷却液の温度を氷点下7~8度に下げ、ひんやりとした空気の中、ホースを手にした財団職員らが約60度の温水を霧状に散水している。供用開始までに氷の厚さを2.8センチほどに造り上げる。
同財団スポーツ振興部の伊藤悟主事は「オリンピック・イヤーということもあり、選手に素晴らしい結果をもたらせるよう、良いリンクを整えたい」と、真剣な表情で製氷作業に取り組んでいた。
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