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戦争の恐ろしさ学ぶ 比川小がガマで平和学習

戦時中、授業をしたというガマを見学した児童ら。右奥が長浜さん=6月27日、久部良集落東方の山中

 【与那国】比川小学校(與島康仁校長、児童8人)は6月23日の慰霊の日にちなみ6月を平和月間と定め、全学年で沖縄戦について調べ学習し、戦争の恐ろしさと命の尊さについて考えた。  27日の学習では、戦時中避難し授業を行ったと伝えられる久部良集落東方の山中にあるガマ(洞窟)を見学。実際、中に入り当時を体験した。  戦時中、近くのガマに避難した父の一男さん(故人)から当時の様子を聞いた長浜利典さん(58)=久部良=が、20人ほどが本を開き授業を受けたというガマの一つを案内した。  一男さんは当時16歳。山中から、爆弾で炎上する久部良集落を目の当たりにした。ガマから米軍のB29爆撃機が見えたと言う。  当時の子どもたちは日課のまき拾いで山中を駆け回り、地形や自身の位置をよくわかっていた。  長浜さんの説明に児童らは湿気があり、うっそうと木々が茂り、薄暗いガマの環境で授業を行ったことが信じられない様子。引率の教諭も息苦しい環境に首をかしげた。  6年生の青野和真君は「こんな所でどんな思いで勉強したのかな、二度と戦争はしてはいけないと思う」と感想を話した。(田頭政英通信員)

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