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駒ケ根と宮田産の大麦で地ビール 仕込み始まる

地ビールの仕込み作業で粉砕機に入れられる地元産の麦芽

 地元産の原料による地ビールづくりを目指す駒ケ根市や宮田村、南信州ビール、JA上伊那などでつくるプロジェクトチームは4日、昨年初めて収穫した二条大麦を使い、同村の南信州ビール駒ケ岳醸造所で地ビールの仕込み作業を行った。地元産の大麦による地ビールの試作は初めて。今月末の完成を予定している。

 農業の6次産業化などを目指し一昨年から続けている試み。昨年は両市村のほ場計10アールで「小春二条」を試験栽培し、約400キロを収穫。このうち種用を除いた約300キロを地ビール用とした。

 仕込みでは同社のブルワー(ビール醸造技士)が麦芽をローラー式のミルで粉砕し、湯の中に入れてかき混ぜるなどの作業を行った。原料の特徴が出やすいという黄金色の「ゴールデンエール」に仕上げる予定で、生産量は1000リットル程度を見込んでいる。

 地元産の大麦についてブルワーの丹羽隆さん(35)は「成分分析では普段使用している大麦と遜色ないデータが出ており、アルコールになるでんぷん質は高いくらい。麦の香りが楽しめる、いいビールができると思う」と話していた。

 二条大麦は今年は約1・5トンを収穫。原料となるホップの試験栽培にも取り組んでおり、市農政課は「試験栽培や試作を重ねて、特産品化の可能性を見極めていく」としている。

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